三度、大照院保存修理現場研修会
秋も深まって参りました。
今年は、NHKの大河ドラマや「明治日本の産業革命遺産 製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業」の世界遺産登録など、何かと賑やかな萩のまちです。
そんな派手さはないのですが、少しずつですが、大照院本堂ほかの保存修理が進められています。
大照院保存修理工事は、平成22年から進められていて、これまでも萩つくる会でも節目節目に現場研修会を開催しています。
<過去の研修会の様子>
大照院保存修理現場見学会
http://blog.hatena.ne.jp/hagimachi/hagimachi.hatenablog.com/edit?entry=11696248318754824420
再び、大照院保存修理現場見学会
http://blog.hatena.ne.jp/hagimachi/hagimachi.hatenablog.com/edit?entry=12921228815712497429
↑ 前回の研修会の時にはすっかり解体されていた本堂の小屋組が
部材の補修を終えて、再び組みあがりました。
見事な木組というほかありません。
残念ながら、この上に屋根下地が造られ、瓦が葺かれますので、この姿が再び拝めるのは、さあ200年後くらいでしょうか・・・。
ハイテクの部材や工業製品など何も使わず、
複雑な構造計算もせず、今、話題の杭も打たず、
ただただ地域に育った木を削って組み合わせることで、これだけの大空間をつくり、
しかも250年以上も維持される建物が建てることが出来るわけで・・・その迫力が伝わってきます。
- yo -