はぎまちブログ

このブログは山口県萩市の古い町並みに残る古民家の住み継ぎを考える「萩つくる会」の活動を紹介しています。

初夏の一日

春の活動をさぼっていたらあっという間に初夏がきました。

今年度の総会を開催する前に、ある町家の内部見学をしました。

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町家といっても、主屋の脇に門を構え、その横に土蔵を並べるとても大きな屋敷です。

道からみても立派ではあるのですが、内部に入ると外から見た印象の倍以上の驚きがあります。

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聚楽壁が印象的な本座敷、広い土間、庭に突き出した数寄屋風の新座敷など、主屋だけでもみどころ満載ですが、その奥に広がる庭園も圧巻です。

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座敷からの眺めを第一に整えられた庭のように見えますが、この中を回遊して奥に行くと茶室にたどり着きます。

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ここが三角州の真ん中の旧町人地であることを忘れてしまいそうになります・・・。

 

所有者さんのご厚意でこんないい体験をした後には、まじめに総会です。

今年度については、主軸である保存修理の現場研修会の他に、さきほどの町家のような萩にのこるこれらの財産の建築的な評価や利活用について考える内覧研修会を盛り込んでいます。

いよいよ夏がはじまりました・・・。

 

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