はぎまちブログ

このブログは山口県萩市の古い町並みに残る古民家の住み継ぎを考える「萩つくる会」の活動を紹介しています。

新年の佐々並市にて

あっという間に新年が明けました。

久々にまじめに伝建地区の保存修理現場研修会をやりました。

今回は、少しまじめに部屋に集まって

佐々並市の町並みや民家の特徴から、

今回の現場であるO家主屋の修理の概要について説明を受けてから現場に臨みました。

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物件は、明治中期建築の農家で、空き家バンクでこの家を見つけたOさんが購入し、

リフォームに着手されました。

さすがに、築120年を超え、あちらこちらに傷みはありますが、

今では手に入らないような良質の材をふんだんに使って、

骨太に造られた木組みは頑丈なものです。

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取り替えた通し柱に施された仕口に、明治の大工の仕事の確かさがうかがえます。

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今回は、事前に説明を受けてから現場をみたためか、

具体的な改修の施工方法にまで話がおよびいい研修会になりました。

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この主屋が終わったら、次はこの納屋です。

煙をモクモクと吐く姿は、宮崎駿のアニメに出てきそうな迫力です。

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民家は生きている!

- yo -