はぎまちブログ

このブログは山口県萩市の古い町並みに残る古民家の住み継ぎを考える「萩つくる会」の活動を紹介しています。

萩のモダン

萩の町並みと言えば、やはり城下町というイメージを持たれるでしょう。

実際、土塀や町家の町並みの基盤は江戸時代につくられたものです。

まあ、実際のものとしては、明治以降に改変されたものや

築かれたものが相当あるのですが、基本、その流れが受け継がれています。

 

一方で萩ではあまり洋風建築や近代建築が目立ちません。

「和」の町並みでも、町角にひとつふたつといい洋風建築や近代建築があると、

町並みにスパイスが効いていい味がでるのですが・・・。

昔の写真などを見ると、萩にも結構いい洋風建築や近代建築があったのですが、

なぜだかあまり残っていません・・・(涙)。

 

そんな中、古萩町に昭和初期建ての近代建築があり、現在、改修中です。

鉄筋コンクリート造に見えますが、木造木摺り下地にモルタル塗で

古典主義建築の軒廻り(かっこよく言うとエンタブラチュアと言います)

を模した装飾を造り出しています。

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前から気になっていましたが、いつ取り壊されるのか心配でしたが、幸運にも改修して使われるようです。さて、どんな姿でどんな活躍をするのか楽しみです。

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