はぎまちブログ

このブログは山口県萩市の古い町並みに残る古民家の住み継ぎを考える「萩つくる会」の活動を紹介しています。

韓国から

韓国から学生さんが萩に来ました。

蔚山科学技術大学校という国立大学があります。

ちなみに蔚山はウルサンと呼びます。

蔚山と萩は姉妹都市です。

蔚山は現代重工のお膝元です。

そんな、韓国の科学技術を担う大学の学生が

萩に学びに来たのは、木造建築です。

豊かになった韓国で、今、木造建築が見直されています。

男の子が5人、女の子が2人、だれも日本語が話せず、

通訳をしてくれる萩在住のスンミさんが頼りです。

ちょうど、椿で建築中の大工さんが造る在来構法の住宅を見学に行きました。

左が建築中の主屋、右が納屋です。

f:id:hagimachi:20150224143026j:plain

この組み合わせ、以前にも見たような・・・。

前回の佐々並市で改修中の農家と同じ組み合わせです。

f:id:hagimachi:20150116102055j:plain

妻入りの納屋にくっつけて主屋を建てて、庇下空間を共有するような

建て方が萩の農家建築の普遍的なスタイルのようです。

 

施主のご厚意で、中でまで見せてもらうことになりました。

f:id:hagimachi:20150224141048j:plain

しっかりとした木組に包まれると気持ちが引き締まります。

新建材で包まれたメーカー住宅とは反対に、仕上がる前に本当の価値が見えます。

言葉の分からない彼らも、現場に食いついていました。

建築は言葉を超える・・・。

f:id:hagimachi:20150224142223j:plain

f:id:hagimachi:20150224141037j:plain

韓国も日本も食文化も建築文化も大事にしたいものですね。

- yo -