韓国から
韓国から学生さんが萩に来ました。
蔚山科学技術大学校という国立大学があります。
ちなみに蔚山はウルサンと呼びます。
蔚山は現代重工のお膝元です。
そんな、韓国の科学技術を担う大学の学生が
萩に学びに来たのは、木造建築です。
豊かになった韓国で、今、木造建築が見直されています。
男の子が5人、女の子が2人、だれも日本語が話せず、
通訳をしてくれる萩在住のスンミさんが頼りです。
ちょうど、椿で建築中の大工さんが造る在来構法の住宅を見学に行きました。
左が建築中の主屋、右が納屋です。
この組み合わせ、以前にも見たような・・・。
前回の佐々並市で改修中の農家と同じ組み合わせです。
妻入りの納屋にくっつけて主屋を建てて、庇下空間を共有するような
建て方が萩の農家建築の普遍的なスタイルのようです。
施主のご厚意で、中でまで見せてもらうことになりました。
しっかりとした木組に包まれると気持ちが引き締まります。
新建材で包まれたメーカー住宅とは反対に、仕上がる前に本当の価値が見えます。
言葉の分からない彼らも、現場に食いついていました。
建築は言葉を超える・・・。
韓国も日本も食文化も建築文化も大事にしたいものですね。
- yo -