はぎまちブログ

このブログは山口県萩市の古い町並みに残る古民家の住み継ぎを考える「萩つくる会」の活動を紹介しています。

旧小林家住宅内覧会

秋祭りも終わり、寒い季節がやってきました。

今回は、「佐々並おいでん祭」という地域の収穫祭のようなものにからんでみました。

舞台は、佐々並市伝建地区内の旧小林家住宅という民家です。

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旧小林家住宅は、明治時代に建てられた町家で、当時は宿を営んでいたようです。

現在、萩市が取得して、来年度から佐々並市伝建地区の交流施設として整備がはじまります。

で、今回は、この整備の前のありのままの姿を「佐々並おいでん祭」に訪れた方に観てもらおうというものです。

備前のあまりに、ありのままの姿過ぎてはいましたが、クイズラリーのチェックポイントにもなっていて、祭りの一部に組み込んでもらえました。

f:id:hagimachi:20141114174556j:plain ちなみに、答えは①です。

 

今回の企画は、もうひとつ大事なことがあって、山口大学の内田研究室の学生の皆さんとのコラボ企画ということです。

当日のパンフの作成から、内覧会の案内まで6人の学生さんが活躍してくれました。

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大学の建築の設計系の研究室に属していてる彼らが、こんな古ぼけた民家(←ごめんね)に失望しないか、心配でしたが、興味をもって楽しげに徘徊し、お客さんに説明する姿をみてともて嬉しく思いました。

UCHIDA LABORATORY 内田研究室

内田研究室のホームページの見ると「地域固有の魅力を活かした建築をつくる」、「徹底的に場所にこだわる」、「サスティナブルな計画を考える」とあるので、その意味では、旧小林家住宅にそんなものを感じとってもらえたのかとも思っています。

彼らの活躍もあり、祭りの会場の外れにあったにも関わらず、66人の来場者がありました。

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今回の企画はこちらの立ち上げが遅くて、内覧会のプログラム的には充実できませんでしたが、彼らのイキイキとした案内に助けられました。

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