はぎまちブログ

このブログは山口県萩市の古い町並みに残る古民家の住み継ぎを考える「萩つくる会」の活動を紹介しています。

萩古民家調査をやってみた・・・その前に

予定どおり、6月1日(土)に萩古民家調査を実施しました。

集合場所は、西田町の森井家住宅。

先般、修理が終わったばかりの萩でも大規模な江戸時代の古民家です。

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当日は、ご当主の森井さんも駆けつけてくれました。

ごあいさつをいただきました。

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森井さん曰く、江戸時代に建った時は平屋だったこの住宅が、

その後、二階建てになり、今回の修理で、より立派になった、

その意味では建った時よりも、今の方が建物のポテンシャルが上がったと・・・。

江戸時代から現在へ、進化する古民家ということです。

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森井さんは、修理工事の竣工式の時にこうも言われていました。

自分の父から受け継いだこの住宅だが、仕事で東京に移り、

父も亡くなり荒れ果ててしまい、この建物は父の代で役割を終えたと思い、

取り壊しを考えていたとのこと。

 

そうした時にあるつてで、大学にこの建物を詳しく調べてもらったところ、

建物のいろいろなことが明らかとなり、建物の価値を知ることになった。

そうすると、このまま取り壊すわけにはいかないと考え、この建物を残すことを

考えるようになった。

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そして、修理をし、森井さんは荒れ果てて取り壊しを考えていた建物を

今が一番いいと言い切られるようになったというわけです。

知ることで、やっかいものと思っていたものがおたからに・・・。

われわれもやるべきことが、あるようですな。

 

ちなみに、森井家住宅は、土日に公開中です。

 

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